
▼古紙回収量は頭打ち、回収ルートもこの数年で多様化してきた。昨年の回収率は80%の大台に乗せてきた。堅く絞った雑巾のように新たに絞り出す余地は乏しい。ところで、地方自治体が各地で実施するごみ組成分析の結果をみると、2~3割は紙類が依然含まれる。そのまま焼却処分されているわけだが、少なくてもその3分の1は資源化できる紙類とされる。
▼この紙類を再利用に回す、つまり分別排出を促すのに即効性があるのが家庭ごみの有料化。千葉市は首都圏の政令指定都市として初めて有料化に踏み切った。一方、古紙の掘り起しに繋げるには回収システムの整備も不可欠である。新潟市や札幌市は分別収集を同時開始し、回収量を伸ばした。千葉市は分別収集、集団回収、拠点回収の3通りの回収に行政が絡む。新聞販売店回収やポイント回収もあり、実質的に5通りの回収形態がある。
▼政令市では分別収集を昨年10月から開始させたものの、予定数量が集まってこない大阪市が次の候補として注目される。回収量が低調な背景には持ち去りの横行や集団回収に流れた等もあるが、分別が徹底されてないことが大きい。経済的インセンティブこそが、大阪人の分別意識に火を付ける契機となりそうだが。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2016年02月15日【古布】
昨年の輸出が過去最多の二十六万㌧
マレーシア牽引、輸出価格は弱含み
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年07月02日【中国による古紙輸入規制の半年を振り返る】
輸入規制の強化から半年、米国品が狙い撃ち
大手に輸入ライセンス集中も再生パルプに照準
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]