
▼偽装問題が発覚したあと、再生紙に占める乖離品の比率は全体の30%だった。その後の再調査で乖離品の比率は70%まで跳ね上がった。それまで洋紙メーカーにおける再生紙の生産量が不明だったが、同問題を契機に年間生産量が340万トンと分かった。ここでいう再生紙とは新聞用紙や家庭紙を除いた印刷・情報用紙と包装紙を指す。両品種(06年の生産量は1,254万トン)に占める再生紙の比率が27%に達することも分かった。
▼こうした再生紙に表示通りの古紙を配合すると古紙消費量が自ずと増える。当初は古紙配合率の高い再生紙の生産中止を決めたメーカーもあり、この問題が古紙消費にとってフォローとなるのかアゲイストになるのか、不明だった。同問題が落ち着いてみると、フォローになっている。新聞古紙の紙向け消費が今年、大きく伸びているからである。
▼1970年代後半まで新聞古紙消費の主役は板紙メーカーだった。ところがウッドショックを境に主役が変わり、洋紙メーカーに。中国の新聞古紙消費の主役は白板紙などの板紙メーカーで、洋紙向けのDIP(脱墨古紙パルプ)用途はまだ従。板紙に使用された新聞は新聞古紙として回収されない。これも新聞古紙不足に拍車を掛けている?
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年06月08日【4月の古紙輸出】
全品種で記録更新し、過去最高の56万トン
累計でも前年比5割増の180万トンに達する
5月は余剰玉の減少から40~45万トンか
2006年10月16日【今年の新設ヤード】
関東が最多の7ヵ所(うち横浜が2ヵ所)
中部、近畿、九州で各4ヵ所
7年連続のヤード開設ラッシュ
2016年06月27日【スウェーデン ごみ事情】
廃棄物発生量はEUで八位、家庭系は十二位
生ごみリサイクルが進むが古紙回収は進まず
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]