
▼輸出価格が暴落した10月の日本の古紙輸出は思ったほど減っていなかった。前年同月と比較すると、中国27万トン→26万トン、台湾1万9,000トン→3,300トン、タイ2万3,000トン→2,900トン。中国はわずか4%減っただけ。台湾83%、タイ87%の大幅減だった。ところが輸出に占める中国の比重が大きいものだから、輸出価格の暴落は中国の大幅な輸入減がきっかけのように思われている。しかし10月の中国輸入もまったく減らず、逆に28%も増えていた。
▼13億の人口を抱える中国で先に高度経済成長したのが沿岸部。沿岸部の人口は全体の4割を占めており、残り6割の人口を占める内陸部に今後の成長期待がかかる。今回の不況は沿岸部不況ともいわれ、逆に内需中心の内陸部は成長しつつあり、成長余力もある。これが日本の高度成長時との違いで、まだ需要拡大が見込める中国の懐は深い。
▼昨年の中国の古紙消費量は5,000万トンで、輸入量は2,200万トン。消費に占める輸入比率は44%。今年は2,400万トン程度の輸入が見込まれている。消費全体のパイが膨らんでいるので輸入はまだ増えるだろう。今回の暴落の原因は中国の輸入減でないことははっきりした。それだけに価格の回復は早いかも。
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2016年02月01日【アプライズ】龍福社と業務提携、日本から買付強化
PET原料で高付加価値の製品を生産【龍福社】
2018年11月05日【中国向けの輸出価格】
未曽有の超高値圏へ突入
ライセンス切替時が節目か
2011年02月21日【中国の古紙輸入量】製紙産業の成長以降、初めてのマイナス
欧州勢が軒並み減少、今年は増加の予測
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]