
▼古紙もの家庭紙メーカーは産業系古紙だけでなく、機密書類を含めたオフィス古紙や難処理系古紙の利用を進めたことで、産業系古紙の消費が縮小し、需給が緩む。この流れを変えたのが、国内洋紙の利用拡大とオフィス古紙の輸出だった。捨てる神あれば拾う神ありといったところか。
▼国内洋紙といえば最大のDIP設備を誇る日本製紙グループが05年頃からUPケントやUP上質パックの独自ブランドを開拓し、本格的使用に乗り出す。家庭紙が使用する模造、ケントなどの産業系古紙から、糊付きやポリなどのラミネート品を除いたものだ。
▼国内消費や輸出が増えた結果、3年連続で家庭紙向けの古紙価格が上昇。しかし、昨秋の輸出価格の大暴落で相場が反転する。雑誌の輸出価格にスライドして値上がりしていたからだ。追い打ちをかけたのは、国内洋紙の減産による消費減。過去3年間に上昇した国内価格もわずか半年ですべて吐き出してしまう。夏場からは小康状態が続いているが、反転の兆しはまだない。洋紙の消費回復が当分、見込めないからだ。
▼別項のように中国のナインドラゴンが来年後半から印刷用紙に本格的に上物古紙を使いたいとしている。中国向け輸出増でまたまた状況が反転するか。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2012年04月02日【米国の古紙】
昨年2,100万トンを輸出し、最多記録を更新
中国向けは68%、日本品との価格差拡がる
2009年10月05日【フジゲン】本格的な蛍光管リサイクル専用工場をオープン
ガラスtoガラス(パナソニック)でマテリアルリサイクル
2007年05月07日【ヤード業者】
企業数(大半は古紙専業者)は全国で1,100社足らず
ヤード数は1,600ヵ所を超える(関東地区に三割が集中)
今年もすでに9ヵ所で新ヤードが開設
2005年10月31日【北海紙管】
逝江省平湖市の紙管工場(05年3月営業運転)で開所式
工場敷地内に古紙・廃プラのヤードを建設
平湖市の営業許可を取得、12月にもオープン
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]