
▼2008年秋のリーマンショックの影響から09年の紙・板紙生産が大きく後退し、前年比436万トンも減少したことは記憶に新しい。内訳は紙300万トン、板紙136万トンの各減。紙の生産減が板紙を大きく上回った。また09年の生産量は2,627万トンだったが、これは1989年の水準。20年前にタイムスリップしたかのようだった。
▼情報媒体の電子化などの影響で紙・板紙の生産が3,000万トン台に回復する時代はもうやってこないだろう。回復どころか、円高の進行で紙の輸入が増えており、紙の生産減に拍車がかかる懸念もある。こうした紙の生産減が紙向け古紙消費にボディブローのように効いてきた。08年以降4年連続でマイナス成長に陥っているからだ。紙向け消費のピークは07年で752万トン。今年は600万トン割れの見通しにあり、07年比で150万トン以上もの消費減だ。
▼板紙向けを含めた古紙全体では07年比240万トン前後の減少見通し。07年をピークに古紙回収も減少しているが、消費ほど落ち込んでない。このため回収から消費を差し引いた需給ギャップはさらに拡大しそうで、輸出も増大するだろう。本紙の試算では2020年の需給ギャップが800万トン前後に。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年06月08日【4月の古紙輸出】
全品種で記録更新し、過去最高の56万トン
累計でも前年比5割増の180万トンに達する
5月は余剰玉の減少から40~45万トンか
2006年10月16日【今年の新設ヤード】
関東が最多の7ヵ所(うち横浜が2ヵ所)
中部、近畿、九州で各4ヵ所
7年連続のヤード開設ラッシュ
2016年06月27日【スウェーデン ごみ事情】
廃棄物発生量はEUで八位、家庭系は十二位
生ごみリサイクルが進むが古紙回収は進まず
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]