
▼7月に入って輸出円価(問屋手取り)が上昇し19円が出てきたとしよう。6月末の成約に比べると1円以上高い。そこで問屋は追加輸出したいと考える。仮に月1万トンを回収している問屋が普段は3,000トンを輸出に、国内製紙に7,000トンを振り向けていたとしよう。国内を減らして輸出を増やすという行為が自由にできれば、問屋にとってこれほどのビッグチャンスはない。ところがこういう時ほど国内製紙も在庫が少ない。完納するよう矢の催促。輸出余剰玉を持たない問屋はジレンマに陥る。
▼今春、輸出価格が下落した。様子をみるため、ある問屋がしばらく輸出を減らし在庫を積みましたとしよう。このような対応ができるなら上がった時に輸出を増やせる。ところが古紙輸出が本格化してからというもの、日本の問屋はランニングストック程度しか在庫を持たなくなった。その方が在庫の回転が速いし、輸出は国内販売より資金が寝ないので資金回転率も速くなった。だから少々安くても輸出してしまうというのが問屋の経営スタイルとして定着した。価格が上がるまで在庫を持つというのは思惑が外れたらリスクも大きい。この結果、輸出価格が上昇する時ほど、国内に余剰玉がなくなり、輸出が減るという現象が起こる。
2010年05月24日【山口資源】この4年で5ヵ所のヤードをオープン
全量持ち込みで低コストの回収を実現
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2005年08月08日【和歌山県】
2,000坪を超えるヤードが2ヵ所(はまだ、太陽産商)誕生
ヤード密度(6万3千人に1ヵ所)が高い和歌山県下で
はまだ、ベーラーを2台保有
2017年02月13日【古紙業界におけるM&A】
今後、生き残りかけた再編・集約が加速か!?
JPによる福田三商の子会社化で
2013年01月07日【中国の家庭紙】金紅叶紙業(APPグループ)、首位を狙う
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]