
輸出価格の先行きを分析するためにも、米国の状況を探ってみた。米国内価格をみると、内外価格差がこれまでになく拡がる。西海岸のロスでもOCCが130ドル(問屋店頭)と低位で、円価にするとキロ10円を割ってくる水準。輸出価格との差は過去5年の平均で15ドル前後だったものが、32ドルまで開いた。輸出価格に敏感に反応してきた国内向けも今回の騰勢には様子が異なる。
▼一方、東海岸のニューヨークでの国内価格はさらに下げが厳しく80ドル前後。ニュージャージーではなんと58ドル以下。もともと米国は輸出競争力の差から、東西で内々格差がある。西高東低という価格体系で、通常この差は20―25ドル前後だったのが、今は倍以上まで拡がっている。米平均で見れば87ドルだ。
▼米国の関係筋によると、「米国の大きな内外価格差は、基本的に古紙の需要が強まったわけではないことを物語っている。この一時的な輸出価格の高騰は、単発的で不安定な要因によってもたらされていることが主な要因」との見方を示す。需給を反映しない上昇傾向だとすれば、やはり終焉の日も近い?!相場の不透明感は拭えないが、今後、中国で製品に価格転嫁できるかが、手がかりの一つになりそうだ。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2013年08月05日【丸総商店】古紙をメインに様々な品を扱う全営業所に大型ギロチンを設置
2011年06月20日【2010年の中国製紙業】古紙・パルプの国内回収と生産が大幅にアップ
2015年問題(国内回収が増え輸入が後退)が前倒しで現実に
2009年02月02日【丸山喜之助商店】
近隣にRPFエネルギーセンターを完成
木製家具、畳、ベッドなどの粗大ごみもRPF原料に
2006年09月11日【SCAリサイクリング】
英国に8ヵ所の工場(古紙ヤード)を持ち、50万トン回収
仲間取引きもあり、扱い量は倍の100万トン
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]