
▼現在、日本で新聞用紙を生産するのは7社12工場。いずれも新聞古紙を使用する。一方、米国は10工場あるうち、新聞古紙を使うのはわずか1工場。他はすべてバージンパルプで新聞用紙を抄造する。現地の識者は「古紙で新聞用紙を造るのはナンセンス」とまで言い切る。紙媒体の新聞の衰退によって、欧米の新聞用紙マシンは次々と段原紙向けなどに転抄されてきた。
▼昨年、日本の製紙メーカーは原燃料の高騰を理由に印刷用紙や段原紙の値上げに踏み切った。無風だったのが新聞用紙である。もともと日本では「日経市況」に載る市況商品として扱われてこなかった。新聞用紙の価格変動を購読料にスライドさせると、新聞社や販売店の経営が不安定になるというのが表向きの理由だった。とはいえ昨年同様に古紙価格が高騰した2008年には、28年ぶりの値上げに踏み切っている。
▼日本の新聞古紙は家庭での選別が行き届き、品質の高さに定評がある。環境規制を受ける中国のみならず韓国やインドネシアからの需要も強い。今後も高止まりが続くとすれば、株主の目がある製紙メーカーは不採算事業をいつまでも放置できない。いずれ値上げの動きが再燃するのか、欧米のように停機転抄ラッシュが起きるのか、注目したい。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年04月20日古紙問屋大手3社(大本紙料、宮崎、北海紙管)が業務提携を結ぶ
狙いは経営基盤の強化ときめ細かいサービス
回収エリアは北海道から九州まで網羅
2006年09月18日【SCAパッケージング】
外装ライナーの坪量(1㎡当たりの重量)は105~180グラム
日本に比べて欧州での薄物化、急速に普及へ
2016年09月05日【月別の需給ギャップ】
回収は四月、消費は十月がピーク
需給が緩む上半期は輸出量が増加
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]