
▼「価格は市場が決める」とは、弊社先代がよく使っていた言葉である。この場合の市場とは主に需給を指し、他に様々な要因を加えたもの。そして現在の世界における古紙の二大市場は、世界最大の古紙輸出国である米国と、世界最大の輸入国である中国である。
▼本紙では今年の二月に米国、三月に中国を訪問した。古紙価格が高騰を続けていた中、世界の需給の鍵を握る両国を視察することで、現状把握と今後の観測に非常に役に立った。先週号までは米国で展開するJPの各古紙ヤードを、今号二~三面では、リー&マンの米国の古紙買い付け会社であるラリソンの社長のインタビューを掲載。また中国では、最大の古紙問屋である中再生、昨年から段原紙生産に着手した太陽紙業、大幅な増産を控える台湾系の栄成紙業を視察した。
▼中国の各製紙メーカーの見解は非常に楽観的。中国政府は、ネットショップの需要増等により、二〇二〇年の段原紙生産は五千五百万トンになると予測。一五年の生産量が四千四百七十万トンだったので、千三十万トンの増加となる。メーカーにとって製品販売の好調や需要増は、この上ない追い風。主原料となる古紙価格の高騰を危惧していたが、需給両面で収まりやすい価格帯に収まるのだろう。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2016年02月15日【古布】
昨年の輸出が過去最多の二十六万㌧
マレーシア牽引、輸出価格は弱含み
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年07月02日【中国による古紙輸入規制の半年を振り返る】
輸入規制の強化から半年、米国品が狙い撃ち
大手に輸入ライセンス集中も再生パルプに照準
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]