
▼昨年二月時点では、米OCC価格はトン当り一六七ドルだったが、現在では二九五ドルとなり、三百ドル目前となっている。上昇率では七七%増、上昇幅は百二十八ドル。円価に換算すると、昨二月はキロ一九・〇円だったが、今三月はキロ三三・六円になる。
▼ナインドラゴンは中国の国内八拠点で、輸入古紙を月間七十八万トン、国内古紙を月間四十五万トン使用している。月間の古紙消費量は百二十三万トン。昨年からの古紙価格の上昇によって、月間百八十五億円、年間では二千二百億円のコスト増となる。当初、これほどの古紙価格の高騰は、特に大規模の製紙メーカーにとってかなりの負担になるのではと考えていた。実際、負担は大きいが、それを吸収しておつりがくるほどの製品価格の値上げを実現している。
▼昨二月の中国広東省のライナー価格は、トン三一〇〇元、キロ五一・二円だったが、今三月はトン五一〇〇元、キロ八四・二円まで上昇している。なんとキロ三三円の値上がりである。古紙はキロ一四・六円上がったが、製品がキロ三三円上がっているので、十分にコスト増を吸収できるという訳である。このようなスピード感でこれほどの値上げを実現できるのは、世界広しといえど中国くらい。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2013年08月05日【丸総商店】古紙をメインに様々な品を扱う全営業所に大型ギロチンを設置
2011年06月20日【2010年の中国製紙業】古紙・パルプの国内回収と生産が大幅にアップ
2015年問題(国内回収が増え輸入が後退)が前倒しで現実に
2008年06月30日【新聞古紙】
今年の消費は30万トン増の523万トンか
米国・英国・日本で需給ひっ迫、ドル価高騰
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2006年05月29日【東海パルプ】
今春、2基目のバイオマスボイラーが稼動
年間で木屑7.8万トン、RPF2.4万トンを使用
RPFは子会社レックスが全量を供給
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]