
▼従来、古紙の回収ルートといえば、行政回収や集団回収が主流だったが、ここ数年間は発生減を補うため、ポイント回収や無人回収など回収ルートの多様化が広がった。この結果、各地で持ち込み型の回収拠点が急増し、一巡した感もある。今後は古紙事業そのものを補う多角化の動きも活発化しそうだ。
▼興味深いのは、㈱國光(東京)や㈱田丸(山梨)にみられるような農業分野への参入だ。前者はパルプ工場の跡地に、LED照明を全面採用した完全閉鎖型のレタス生産工場を二〇一五年に竣工した。また後者はカゴメの技術指導のもと、二〇一四年より高付加価値トマトの栽培に着手している。ともに本格的な設備で生産規模も大きく、数億円を投じた新規事業である。
▼農業と古紙リサイクル事業の共通点も見出だせる。一つは労働集約型産業であり、収穫時には多くの人手を要する。二つ目には、地域性を色濃く反映することで、先駆の二社も日照時間の長さや湧水の潤沢さを活かした。三つ目には、安定した品質が求められることで、基準に満たない品の扱いも得意とするところではないか。天候不順も相次ぎ、こうした高度な環境制御型農業への注目度は高い。農業参入に続く古紙問屋が各地で増えても面白い。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2016年02月15日【古布】
昨年の輸出が過去最多の二十六万㌧
マレーシア牽引、輸出価格は弱含み
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年07月02日【中国による古紙輸入規制の半年を振り返る】
輸入規制の強化から半年、米国品が狙い撃ち
大手に輸入ライセンス集中も再生パルプに照準
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]