
▼国際市況の基準となっている米国の段ボール古紙(OCC)が六年半ぶりの安値を付けた。一六〇ドル台まで下落したのは二〇〇九年以来初めて。二〇〇ドル台相場が遠のき、昨年ピークの七月に比べても二割近く安い。日本品もやはりここ数年にない安値水準を付けている。平均一五ドルほどあった米国品と日本品の価格差はここ数ヶ月、同価格~三ドル圏に迫っている。
▼米国品が相対的に下がっているのは、中国の国内回収品に代替が進んだことにもありそうだ。中国国内品の価格はほぼ下がっておらず、今年一月末の段ボール古紙の価格(トンあたり)は、超市級(スーパーマーケット等で発生したもの)で一〇八八ー一一六〇元、統貨(その他の紙が四〇~五〇%混入)で八七五ー一一六〇元。円価(キロあたり)でみると、それぞれ十九・八~二十一・一円と十五・九~十九・一円。今や中国の国内回収品が世界でもっとも高くなった。
▼段ボールの品質分類は日本では段ボールと新段の二品種だが、中国ではA~D級(前述の二品種を含む)の四種もある。等級が明確に分けられている上、流通システムが整ってきたことで品質も改善してきたようだ。中国国内品の価格や基準がグローバルスタンダードになる日も近いのかも。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2012年04月02日【米国の古紙】
昨年2,100万トンを輸出し、最多記録を更新
中国向けは68%、日本品との価格差拡がる
2009年10月05日【フジゲン】本格的な蛍光管リサイクル専用工場をオープン
ガラスtoガラス(パナソニック)でマテリアルリサイクル
2007年05月07日【ヤード業者】
企業数(大半は古紙専業者)は全国で1,100社足らず
ヤード数は1,600ヵ所を超える(関東地区に三割が集中)
今年もすでに9ヵ所で新ヤードが開設
2005年10月31日【北海紙管】
逝江省平湖市の紙管工場(05年3月営業運転)で開所式
工場敷地内に古紙・廃プラのヤードを建設
平湖市の営業許可を取得、12月にもオープン
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]