
▼再生資源が軒並み価格を下げる中、古紙だけが高止まりしている。十月には、ついに鉄スクラップが古紙より安値を付けた。こうした現象は九十年代前半にも起きたが、古紙輸出が始まってからは初めて。古紙が唯一の稼ぎ頭となれば、他の再生資源業者などが古紙事業に参入する動きも活発化する。古紙の発生そのものが減る中、仕入れ競争はいっそう過熱味を帯びそうだ。
▼行政が実施する競争入札でも、利幅はますます薄くなっている。自治体は収集コストが膨らみ、売却益を出来るだけ最大化させる方向になびく。一方で廃棄物や資源の収集は、民間に比べて効率性の低いケースも散見される。将来的にはコストを抑える流れも避けられないだろう。大阪市では収集運搬を完全民間委託に切り替える方針で、全国的にも広がる余地がある。
▼政令指定都市には、「政府調達に関する協定」という定めがあり、物品やサービスの発注を内外に開かなくてはならない。すでに水処理事業では、フランスの民間企業ヴェオリアが複数の自治体から落札。同社の売上は三兆円という水道メジャーで、廃棄物処理事業にも強い。欧州での古紙扱い量は年間五百二十万トンだ。日本の古紙に参入しうるのは国内異業種だけでない。
2010年05月24日【山口資源】この4年で5ヵ所のヤードをオープン
全量持ち込みで低コストの回収を実現
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2005年08月08日【和歌山県】
2,000坪を超えるヤードが2ヵ所(はまだ、太陽産商)誕生
ヤード密度(6万3千人に1ヵ所)が高い和歌山県下で
はまだ、ベーラーを2台保有
2017年02月13日【古紙業界におけるM&A】
今後、生き残りかけた再編・集約が加速か!?
JPによる福田三商の子会社化で
2013年01月07日【中国の家庭紙】金紅叶紙業(APPグループ)、首位を狙う
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]