
▼「米国の古紙業者の景気が悪い」という話をよく聞くようになった。PPI誌によると、米国で最近、資源回収業者や廃棄物業者用にファンドが設立されたと報じられた。設備投資用資金の融資という名目だが、明らかに「業者の救済用」に活用されているのが実情だ。既に三件の融資があり、二件が古紙業者、一件がMRF(家庭ごみの選別・資源化施設)業者。三件の融資額は計十億円ほどだという。
▼米国は日本のような古紙専門業者が少なく、廃棄物系業者とメーカー系業者に二分される。廃棄物系は、ウェイストマネジメントやリパブリックサービス、アラン、SPリサイクリング等で、廃棄物系業者はMRFを有するところが多い。MRF施設では、混載収集による家庭ごみを選別し、三~四割のごみと六~七割の資源物に選別され、その資源物の大半が中国向けに出荷される。
▼五年前の米国の古紙輸出価格は、段ボール=二七五ドル、新聞=二三〇ドル、雑誌=二一五ドルだったが、直近の価格は、段ボール=一八五ドル、新聞=一四五ドル、雑誌=一三五ドル。五年前に比べて八十~九十ドルほど下落した。更にドル高で米国業者の手取りは減少傾向にある。また鉄・廃プラの価格下落も業者の頭を悩ませている。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2013年08月31日【大阪市】初の全域入札を実施、平均単価13円モデル収集は予定量の4分の1と低調
2010年03月01日【19大都市の古紙回収】集団回収が73%を占め、分別収集はわずか27%
堺市が最も多く、集団回収だけで67キロ(1人あたり年間回収量)
2008年03月24日【サイダーン】
機密書類の出張細断車をKYB(油圧機器メーカー)が開発
内蔵ドラムと開閉式テールゲートで自働排出
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]