
▼中国の山東省に、年間二十万トンの廃ペットボトルを原料として使用し、再生繊維を生産する工場がある。龍福(ロンフー)という企業で、ペットボトルのリサイクル業界では、かなり有名だという。
▼その龍福は日本法人としてアプライズ(大阪市)を二年前に立ち上げ、現在は日本全国から買い付けを強化している。新設備の稼働を控えており、将来的には年間二十万トン~三十万トンほどを日本から買いたいと話す。現在、日本からの廃ペットボトルの輸出量は年間四十五万トン。そのうち二十万~三十万トンということは、シェアは四割強~七割弱となる。後発ながら大きなシェアを目標とするのは、大手メーカーの直系商社ならでは。その姿はナインドラゴンが日本法人であるチュンナムジャパンを立ち上げた時を思い起こさせる。
▼今年に入って再生資源物は軒並み暴落しており、PETボトルも例外ではない。PETボトルの容リ協会の入札価格推移を見ると、昨年下半期はキロ六〇円だったが、今年上半期はキロ二五円と半値以下となり、下半期はやや持ち直してキロ三八円となっている。国内需要は以前より上がっているが、龍福の買い付け強化により、海外需要も更に増えていきそうだ。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2016年02月15日【古布】
昨年の輸出が過去最多の二十六万㌧
マレーシア牽引、輸出価格は弱含み
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年07月02日【中国による古紙輸入規制の半年を振り返る】
輸入規制の強化から半年、米国品が狙い撃ち
大手に輸入ライセンス集中も再生パルプに照準
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]