
▼新シルクロード構想とも呼ばれる「一帯一路」構想は、中国と欧州を陸海路で結ぶ壮大な計画だ。急ピッチで進む資金面での支援体制や沿線のインフラ整備は、過去の実績や専門性ある人材に乏しく、やがて不良債権の山を築きかねない危うさもはらむ。ただ、こうした中国主導の経済圏の拡がりは、日本の製紙プロジェクトにも影響を与え始めた。
▼今年五月に習近平主席がロシアを訪問し、首脳会談で調印した契約の一つが、シベリア近郊で年産五十万トンのパルプ工場に投資する計画だった。総投資額は約十億ドルで、二〇一九年末以降に稼働を見込む。その影で、二〇一二年に丸紅が二千八百億円で建設を受注していたパルプ工場が日の目をみることがなくなった。政府認定のアンガラペーパーが資金繰りに行き詰まり、今月、倒産する事態に追い込まれたからだ。
▼計画がすり替わったのかは定かでないものの、ともにパルプの中国向け輸出を視野に入れていた。プーチン大統領はドルに対抗する中国の意向を受け、人民元決済での対中輸出に前向きとされる。「一帯一路」構想は、同時に人民元の国際化を目論む。この沿線国から中国が古紙を輸入する比率は三〇%に留まるが、今後は決済手段に併せ輸入比率も変化していくだろう。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2016年02月15日【古布】
昨年の輸出が過去最多の二十六万㌧
マレーシア牽引、輸出価格は弱含み
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年07月02日【中国による古紙輸入規制の半年を振り返る】
輸入規制の強化から半年、米国品が狙い撃ち
大手に輸入ライセンス集中も再生パルプに照準
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]