
▼今年上半期の輸出量と需給ギャップは180万トンでピタリ一致した。需給ギャップとは古紙回収量から消費量を差し引いた数量のことで、国内の余剰分である。今年もこの余剰分がそっくり輸出されたことになる。日本の場合、需給ギャップを調べれば、古紙輸出の動向をかなり正確に知ることができるわけだ。
▼上半期の回収率(回収量を紙・板紙消費量で割る)は、史上初めて70%台に乗せた。需給ギャップが大きくなっている(すなわち輸出が増えている)のは、①回収率の増大②国内消費の鈍化が二大要因だろう。国内消費はDIP設備投資による洋紙向け消費増は期待できても、板紙向けは今後も低迷しそうだ。となれば今後の回収率の動向に自ずと関心が集まる。
▼韓国は90年代に入ってから飛躍的に回収率が伸びた。日本の90年代はバブル崩壊などで回収率が伸び悩んだが、2000年に入ってから弾みがついてきた。03年に韓国の回収率は80%台に乗せた。日本も韓国を後追いするだろう。というのも、80年代までは日本の回収率が韓国を大きく上回っていたのだから。回収率がまだ伸びるということは、輸出がさらに増大するということでもある。輸出500万トン時代の到来はそう遠くないのでないか。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2016年02月15日【古布】
昨年の輸出が過去最多の二十六万㌧
マレーシア牽引、輸出価格は弱含み
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年07月02日【中国による古紙輸入規制の半年を振り返る】
輸入規制の強化から半年、米国品が狙い撃ち
大手に輸入ライセンス集中も再生パルプに照準
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]