
▼古紙再生促進センター調べによると、昨年の古紙回収量は2,304万トン、回収率は73.6%だった。前年比では数量で21万トン、率で1.2ポイントの各増である。本紙は771号で回収増を25万トンと予測したが、予想よりもさらに4万トン下回った。2000年代に入って21万トン増は最低の伸び。価格の上昇は回収増に連動せず、を改めて実感。
▼古紙の需給を5年単位くらいでみると、かっては3年は緩和、1年はバランス、残り1年はタイト。緩和の時期がタイトな時期よりいつも長かった記憶がある。90年代はこのタイトな時期でも容易に価格に反映(上昇)しなかった。国内メーカーの再編、淘汰が進み、価格の主導権がメーカーにあったことによる。
▼ところが最近の5年を振り返ると、緩和はなく、タイトな需給が続いている。かって経験しなかった現象だ。輸出市場の拡大によるもので、これが価格にも反映するようになった。ただ中国の驚異的な紙・板紙生産設備への能力増投資が落ち着いてくると、いまのように輸出価格が高止まりするかどうか。中国メーカーは消費の1ヵ月以上の工場在庫に加え、輸送中の船在庫や契約残を含めると膨大な在庫を持つ。設備動向へのウォッチがかかせない。
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年11月05日【中国向けの輸出価格】
未曽有の超高値圏へ突入
ライセンス切替時が節目か
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2011年02月21日【中国の古紙輸入量】製紙産業の成長以降、初めてのマイナス
欧州勢が軒並み減少、今年は増加の予測
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]