
▼3期から4期連続で減益決算に陥っていた製紙上場大手だったが、09年3月期は増益に転じる見通しにある。原燃料価格の高騰が一服したうえ、紙・板紙製品の価格修正(値上げ)が進展したからだ。またコスト増の大きな要因となっていた原燃料価格の高騰は一服にとどまらず、ここにきて大きく値下がりしてきている。別項のように段ボール古紙の輸出価格が急落したことで、板紙は国内建値を下げるチャンスが巡ってきた。また為替もドル安円高に推移しているので、パルプ、チップなど海外に原料を依存している洋紙にとっても有利な局面になった。
▼唯一の不安要因は製品在庫の多さだろう。今年8月末のメーカー在庫は板紙はまずまずだが、洋紙は150万トンを超えている。過去15年間をみてもこれは最高の水準にある。このため二大製紙大手は大幅な減産に乗り出し、洋紙の市況維持に必死だ。それと再値上げ交渉に入っている新聞用紙の値上げの行方だろう。4月に28年ぶりにキロ5円値上がりしたが、今回は約15円という大幅アップ。今回の値上げが浸透するようだと洋紙の業績回復は本物になる。つまりV字型の回復も期待できるが、①一般洋紙の市況を維持できるか②新聞用紙の再値上げが浸透するかーだろう。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2016年02月15日【古布】
昨年の輸出が過去最多の二十六万㌧
マレーシア牽引、輸出価格は弱含み
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年07月02日【中国による古紙輸入規制の半年を振り返る】
輸入規制の強化から半年、米国品が狙い撃ち
大手に輸入ライセンス集中も再生パルプに照準
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]