
▼昨年来、古紙を利用する製紙工場や古紙のヤード数を調査した。ヤードとは大型プレス機などが設置された回収基地のこと。製紙工場は178ヵ所、ヤード数は1,873ヵ所。製紙工場はヤード数のちょうど10分の1であった。また1ヤード当たりの古紙回収量はおよそ1万2,000トン、月1,000トン。1ヤード当たりの人口はおよそ7万1,000人。つまり7万1,000人に1ヵ所の古紙ヤードがあった。
▼01年から09年まで古紙ヤードの開設ラッシュ(毎年、全国で20ヵ所以上)が続き、今年も20ヵ所以上増えれば10年連続となる。09年は08年秋の輸出価格の大暴落を受けて古紙ヤードの開設ラッシュが途切れるかと思われたが、杞憂に終わった。ヤード用の敷地である地価が下がり、中国市場の巨大化にともない輸出が増えたことで、集めれば売れる時代を迎えた。このため、新規にヤードを開設する業者が後を絶たなかったことになる。
▼ところで今回、古紙相場に根強く残る国内建値の地域間格差について考えてみた。鉄スクラップのように地域の需給を反映した格差ではなく、長く続いた買い手市場の名残と本紙は考えたが、製紙側には異論もあるかと思われる。異論があればご指摘ください。お待ちします。
2010年05月24日【山口資源】この4年で5ヵ所のヤードをオープン
全量持ち込みで低コストの回収を実現
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2016年10月03日【佐久間】
地域密着の総合リサイクル企業として四十年
集大成となる大型ヤードを千葉新港にオープン
2005年08月08日【和歌山県】
2,000坪を超えるヤードが2ヵ所(はまだ、太陽産商)誕生
ヤード密度(6万3千人に1ヵ所)が高い和歌山県下で
はまだ、ベーラーを2台保有
2017年02月13日【古紙業界におけるM&A】
今後、生き残りかけた再編・集約が加速か!?
JPによる福田三商の子会社化で
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]