
▼先週号でAPP特集をレポートしたが、触れていなかった部分がある。米国とEUの両方で、実質APPを標的にしたアンチダンピング関税(不当廉売)が近々課せられる見通しだという。
▼米国貿易委員会は、中国及びインドネシアからのコート紙輸入が、補助金と不適正な価格により、国内産業に損害を与えているという決定を10月に発表した。これによってAPPの中国品はアンチダンピング関税と相殺関税の合計43.65%、インドネシア品で28.1%が課せられ、早ければ今月から実施される。
▼これら一連の動きに対し、中国政府はWTOに提訴する構えを見せている。APPは「この関税は一部のメーカーによる意図的なもので、米国式の自由競争に反し不当である。」と反発している。実際、米国での中国品の輸入コート紙のシェアは12%と年々増加傾向。しかし中国品よりもシェアが高い韓国品(16%)は一切課税の対象になっていない。このことから、完全にAPPが標的にされていることが分かる。
▼世界の大手製紙メーカーが軒並み2割以上減産を強いられる中、APPはアジアの豊富な森林資源と安い労働力を武器に、さらに増産体制を加速している。今後の各国の対応と同社の動向に注目が集まる。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2013年08月31日【大阪市】初の全域入札を実施、平均単価13円モデル収集は予定量の4分の1と低調
2010年03月01日【19大都市の古紙回収】集団回収が73%を占め、分別収集はわずか27%
堺市が最も多く、集団回収だけで67キロ(1人あたり年間回収量)
2008年03月24日【サイダーン】
機密書類の出張細断車をKYB(油圧機器メーカー)が開発
内蔵ドラムと開閉式テールゲートで自働排出
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]