
▼放射能汚染問題によって関東エリアから輸出されていた中国向け古紙の多くがストップしている。福島第一原発の事故が収束するには、あと6ヵ月から8ヵ月かかると報道されているので、汚染問題は長引きそうな見通し。つまり関東エリアの古紙の輸出が大震災前の水準に戻るには年内いっぱいかかるかもしれない。昨年は月平均20万トンの輸出が関東エリアから実施されたが、今年はどこまで減少するのだろうか。回収が大きく落ち込み、余剰問題はまだ表面化していないが(雑誌はすでにその兆候が出てきた)、これから影響が出てくるだろう。
▼一方、汚染問題がなく輸出がストップしていない西日本(静岡以西)の古紙は国内製紙の需要が旺盛で、輸出の引き合いも強く、需給が逼迫したまま。東西でこれほど需給に強弱が出たのは、古紙の長い取引のなかで初めてのことだろう。東北、関東を除いた西日本の輸出は月15万トン。関東より5万トンも少ない。このように輸出も回収も関東に偏っていた日本の古紙だが、西日本の経済活動が活性化し、輸出や回収が増え関東に迫るようになるのかどうか。東日本大震災が契機になって関東一極集中の古紙の輸出や回収構造に変化が起きそうな予感がしてならない。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2010年03月15日【2015年中国予測】生産量は1億4,000万トン、古紙消費量は1億トン
国内回収が7割に増加、輸入は頭打ち傾向
2015年09月21日【新ヤード】
全国で十社十ヤードが判明、昨年より半減
発生減と設備過剰の環境下、新設意欲薄く
2018年01月15日【中国】
段原紙の輸入量、過去最多の150万トン超えか
パルプ輸入量は初めて2,000万トンを超える見込み
2009年11月16日【はまだ】阪南リサイクルセンター(尾崎製紙の構内)がオープンへ
機密書類をローコスト回収、パルパーで溶解
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]