
▼今年は中国政府が通関検査を強化するグリーンフェンスを実施したことで古紙の品質問題が焦点となった。幸い日本品の高さから、数件のクレームはあったが、シップバックの影響はなかった。逆に欧米から見れば、なぜ日本品はそこまで品質が保たれているのか、疑問に感じたようだ。
▼品質差を考えると、日本は排出時のきめ細かい分別が決定的な差となっている。自治体の廃棄物行政の取り組みと市民の分別努力の賜物でもあろう。日本の場合、品質を維持しながら回収量を伸ばすことが比例関係にあった。これが米国ではシングルストリームのように分別を簡素化するほど、回収率が伸びる。そのため米国も80年代までは分別回収が主流だったが、シングルストリームに順次切り替えた。品質を犠牲にしてでも、埋立て量の削減を進めたわけだ。今では2~3%の自治体でしか分別回収が行われていない。
▼こうした文化の違いから、古紙品質の善し悪しを、日本人の清潔好きやボランティア精神による分別などと結論付けるのは容易い。だが、新興国ではごみ問題から古紙の回収システムがいずれ必要となる。日本式リサイクルの仕組みや習慣を他国でも参考にできるハウツー化も今後の課題ではないか。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2012年04月02日【米国の古紙】
昨年2,100万トンを輸出し、最多記録を更新
中国向けは68%、日本品との価格差拡がる
2009年10月05日【フジゲン】本格的な蛍光管リサイクル専用工場をオープン
ガラスtoガラス(パナソニック)でマテリアルリサイクル
2007年05月07日【ヤード業者】
企業数(大半は古紙専業者)は全国で1,100社足らず
ヤード数は1,600ヵ所を超える(関東地区に三割が集中)
今年もすでに9ヵ所で新ヤードが開設
2005年10月31日【北海紙管】
逝江省平湖市の紙管工場(05年3月営業運転)で開所式
工場敷地内に古紙・廃プラのヤードを建設
平湖市の営業許可を取得、12月にもオープン
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]