
▼繊維リサイクル業の歴史は古い。中古衣料はリユースとしての再利用が江戸時代から普及し、また洋紙生産が始まった当初はボロを製紙原料として使用していた。近代化が進むにつれ、工業用や軍事用にウエスの需要が伸び、反毛は布団や内装用への需要が伸びた。
▼現在、日本全国に約200社ほどの中古衣料選別業者と約300社ほどのウエス業者がある。特にウエス業は近代における繊維リサイクルの始まりと言われており、創業百年を超える業者も多い。その古参のウエス業者が壊滅するのではないかと危惧されている。それはここ数年来、海外から中古衣料買い付け業者が殺到し、仕入価格が軒並み高騰したからである。
▼ウエス業者にとって仕入価格がキロ当たり30円、40円になってくると、差益が少ないウエスの選別・加工・販売業では採算が合わない。これまでウエスは国内での加工・販売がメインだったが、現在は海外のバイヤーが「込ボロ」として原料を根こそぎ持って行ってしまうので、逆に国内でウエスの供給不足が続いている。数年前は古紙、鉄、ペットボトルも国内で不足する状況に陥っていたが、リーマンショックで資源バブルが崩壊し、国内回帰の風潮が強まった。古布バブルは今後どうなるか。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2013年08月05日【丸総商店】古紙をメインに様々な品を扱う全営業所に大型ギロチンを設置
2011年06月20日【2010年の中国製紙業】古紙・パルプの国内回収と生産が大幅にアップ
2015年問題(国内回収が増え輸入が後退)が前倒しで現実に
2009年02月02日【丸山喜之助商店】
近隣にRPFエネルギーセンターを完成
木製家具、畳、ベッドなどの粗大ごみもRPF原料に
2006年09月11日【SCAリサイクリング】
英国に8ヵ所の工場(古紙ヤード)を持ち、50万トン回収
仲間取引きもあり、扱い量は倍の100万トン
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]