
▼繊維リサイクル業の歴史は古い。中古衣料はリユースとしての再利用が江戸時代から普及し、また洋紙生産が始まった当初はボロを製紙原料として使用していた。近代化が進むにつれ、工業用や軍事用にウエスの需要が伸び、反毛は布団や内装用への需要が伸びた。
▼現在、日本全国に約200社ほどの中古衣料選別業者と約300社ほどのウエス業者がある。特にウエス業は近代における繊維リサイクルの始まりと言われており、創業百年を超える業者も多い。その古参のウエス業者が壊滅するのではないかと危惧されている。それはここ数年来、海外から中古衣料買い付け業者が殺到し、仕入価格が軒並み高騰したからである。
▼ウエス業者にとって仕入価格がキロ当たり30円、40円になってくると、差益が少ないウエスの選別・加工・販売業では採算が合わない。これまでウエスは国内での加工・販売がメインだったが、現在は海外のバイヤーが「込ボロ」として原料を根こそぎ持って行ってしまうので、逆に国内でウエスの供給不足が続いている。数年前は古紙、鉄、ペットボトルも国内で不足する状況に陥っていたが、リーマンショックで資源バブルが崩壊し、国内回帰の風潮が強まった。古布バブルは今後どうなるか。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2005年03月07日【米国の古紙輸出】
米国の古紙回収増、2000年代に入り大幅に鈍化
過去5年で200万トン弱、日本(318万トン)を下回る
昨年の輸出量、前年比2.6%増にとどまる
2016年02月15日【古布】
昨年の輸出が過去最多の二十六万㌧
マレーシア牽引、輸出価格は弱含み
2011年01月10日【政治学者・姜尚中(カンサンジュン)氏にインタビュー】
熊本の古紙問屋に生まれ育ち政治学者に
自伝的小説では激動期の両親の奮闘描く
2017年01月09日【古紙市況】
2カ月間で約5円手取り上昇
円安進み、ドル価騰勢で
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]