
▼浙江景興紙業の本社を訪問したのが4年前の2001年秋だった。当時の板紙の生産量は段ボール原紙中心に年産12万トン。その後同グループは外装ライナーと中芯原紙マシンを1台づつ増設、能力増は年産35万トンになった。ちなみに中国造紙協会調べによる同社の昨年の板紙生産量は26万8,000トンで、紙・板紙生産量ベスト20位にランクされていた。同グループの目標は高く、年産100万トンメーカーになること。
▼同グループに限らず、中国の製紙企業の設備投資意欲は極めて旺盛。板紙分野の新増設を挙げると、昨年末に寧波中華紙業が年産70万トンの白板紙マシンが稼働。今春にナインドラゴンが太倉工場に2号機(年産45万トン、中芯原紙生産)、今夏は東莞金州紙業が2号機(年産30万トン、紙器用板紙)、来年初にはリー&マンの東莞第2工場に40万トンマシン(段原紙生産)が完成する。4社4台だけでも185万トン、景興日紙を含めると200万トンの能力増だ。
▼驚異的な設備投資が明とすれば、暗は①原燃料の需給逼迫による価格の上昇②競争激化でこれを製品価格に転嫁することが難しい③利益率の低下ーなどに直面していることだろう。今回、景興日紙から聞いた話もこうした実情を裏付けている。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年04月20日古紙問屋大手3社(大本紙料、宮崎、北海紙管)が業務提携を結ぶ
狙いは経営基盤の強化ときめ細かいサービス
回収エリアは北海道から九州まで網羅
2006年09月18日【SCAパッケージング】
外装ライナーの坪量(1㎡当たりの重量)は105~180グラム
日本に比べて欧州での薄物化、急速に普及へ
2016年09月05日【月別の需給ギャップ】
回収は四月、消費は十月がピーク
需給が緩む上半期は輸出量が増加
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]