
▼次週にも参院選が行われるが、その投票用紙に使われているのが「ユポ」と呼ばれる合成紙。木質系の繊維から出来ているのではなく、ポリ系の樹脂から作られたものである。筆記性や手触りは一般の紙と区別がつかないほどで、紙と違って耐水性や破けにくいといった長所がある。また折り目が自然に開くことから、選挙では開票作業の手間が省けるため、使用されてきたそうだ。ポスターや飲食店のメニューなどにも使われ、年間2万8,000トンほどが生産されている。
▼当然ながら古紙への混入はご法度。見かけは分かりづらいが、合成紙として禁忌品にも指定されている。発生元の家庭や事業所などでの選別とともに問屋での除去が必要になる。ユーザーの判断にもなるが、「ユポ」にプラマークを表示したり、プラとしてのリサイクルもされているようだ。
▼この合成紙をよく目にしたのがベトナムだった。1万ドン以上のお札は紙幣ならぬ「プラ幣」。透かしが入り印刷も精巧であった。手渡された名刺にも合成紙が使われていた。産油国でもあり、こうした石油製品が安価なためだろうか。新興国では必ずしも文化の成熟度と紙の需要は比例していないが、一党独裁の共産国であるベトナムでは、投票用紙の需要はとぼしい?
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
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2010年03月15日【2015年中国予測】生産量は1億4,000万トン、古紙消費量は1億トン
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2015年09月21日【新ヤード】
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2018年01月15日【中国】
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2009年11月16日【はまだ】阪南リサイクルセンター(尾崎製紙の構内)がオープンへ
機密書類をローコスト回収、パルパーで溶解
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ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
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2018年11月26日
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