
今年、ナインドラゴンが米国で3カ所のパルプ工場を買収した。旧RFP社は、年間24万トンの再生パルプを生産できる工場で、他2工場でも古紙パルプラインを増強するという。3工場で古紙パルプの生産能力は年間100万トンを超えてくるとみられる。中国が輸入古紙に対する規制のハードルを上げる中、明らかに再生パルプを代替輸入する動きが加速している。
▼米国の古紙利用率は39%に対し、日本は64%。バージンパルプ配合の高い米国より、除塵やDIPといった古紙利用技術は日本のほうが長けている。雑誌や雑がみ、難処理古紙を使いこなすのもお家芸だ。しかし、洋紙市場の縮小から日本の古紙パルプ設備は余剰化傾向にある。そこへ各国の環境規制の強化で再生パルプのインバウンド需要はますます強まるだろう。
▼これまで純粋なオーナーの立場で日本の製紙産業に外資が参入したことはない。市場の閉鎖性、独自の商慣習や言語コミュニケーションなどが参入障壁だった。ただ、外資参入といっても、提携、協業、資本参加といろいろな形がある。製品市況でも近年は輸出入が増え、国際価格の水準と連動しつつある。古紙の有効利用や事業の継続性の観点から、外資参入がいつ実現しても不思議はない。
2010年05月24日【山口資源】この4年で5ヵ所のヤードをオープン
全量持ち込みで低コストの回収を実現
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2005年08月08日【和歌山県】
2,000坪を超えるヤードが2ヵ所(はまだ、太陽産商)誕生
ヤード密度(6万3千人に1ヵ所)が高い和歌山県下で
はまだ、ベーラーを2台保有
2017年02月13日【古紙業界におけるM&A】
今後、生き残りかけた再編・集約が加速か!?
JPによる福田三商の子会社化で
2013年01月07日【中国の家庭紙】金紅叶紙業(APPグループ)、首位を狙う
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]