
▼今年も中部商組の秋の海外視察旅行に同行させてもらう。今年の視察先はマレーシアのクアラルンプール。王子グループの段原紙メーカーであるGSペーパー、段ボール工場、古紙ヤード、古布の大手業者である大綿(愛知県愛西市)のマレーシア工場の視察を行う予定。
▼王子グループのGSペーパーは1990年に設立したマレーシア最大級の段原紙工場で、年産能力は27万トン。マシン2台、パルパー4基、リファイナー11台等の抄紙設備の他に、段ボール工場も2工場ある。古紙パルプから段原紙生産、段ボール箱の製造まで手掛ける一貫メーカーとなっている。ちなみに東南アジアで王子グループの段原紙工場はここだけ。また同社は近郊に34ヵ所の古紙ヤードを持つ。海外視察を通じて同国の製紙事情、古紙事情について学びたい。
▼マレーシアは古布の輸入大国としても知られ、日本からの輸入量が圧倒的に多い。昨年のマレーシアの古布輸入量は16万9千トンで、国別では①日本8万9千トン(52%)、②韓国2万9千トン(17%)、③オーストラリア1万5千トン(9%)。同国最大の古布業者であるホン・スーンの工場も見学したかったが、クアラルンプールから車で五時間ほどかかるというので断念。
まだデータがありません。
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]