
▼十二月上旬に中国の珠海で催されたRISIの古紙会議に出席。百名近くが参加し、日本勢はKPP、トーチインターナショナル、阪和興業、宮崎という顔ぶれだった。KPPの中道徹氏はスピーカーとして登壇しプレゼンを中国語、ディスカッションを英語で行う巧みな対話力が光った。中国の古紙価格が暴騰したタイミングで、やはり今後の市況動向に関心が集まった。
▼「長く続くことはない」「異常な相場」との声が上がり、早期に平常化するとの見方が強かった。今回、露呈したのは、中国国内で古紙回収量が増えたことのリスクだ。韓進海運の破綻で、輸入古紙の供給が滞った。そこへ地元問屋は戦略的に売り渋りに出た。春節前の需要期と重なり、焦った大手製紙メーカーが限られた玉に殺到。狂乱相場を招く結果となった。
▼米国からの参加者には国内市況やトランプ政権の影響を訊いてみた。製紙は経済が良くなれば消費も伸びるし、彼はビジネスマンなので悪い方向にはいかないと楽観的だ。また米国の国内価格は、輸出相場に追随することなく二極化。年に一度、価格を決めて値上げ交渉はほぼないという。米国では段原紙への転抄、アジアでも増設が続くため、今後も古紙の供給不足に陥る場面は頻発しそうだ。
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2018年06月04日【古紙・廃プラ 輸出動向】
東南アジアの港湾混雑が深刻化
ベトナム南部の港で6月から荷受停止へ
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年11月05日【中国向けの輸出価格】
未曽有の超高値圏へ突入
ライセンス切替時が節目か
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]