
▼米大統領選が佳境に入った六月二十八日、トランプ氏が見慣れた光景の場所で演説していたのをご記憶だろうか。積み上った金属スクラップとアルミ缶のプレス品の前で、例の通商政策を激しく論じ、聴衆を沸かせていたのだ。舞台はペンシルバニア州のモネセンという人口七千七百人の小さな町。このスクラップヤードを運営するアルミナソース社は数百人いた従業員を、今では三十五人に減らした。
▼事業縮小を余儀なくされたのは、米国で七番目の鉄鋼メーカーであるウィール・ピッツバーグ社が二〇〇〇年代前半に経営破綻したことによる。モネセンにも工場があったので、当時の人口は二万人を数えていた。つまり鉄鋼や石炭などの基幹産業が衰退した地域(ラスト・ベルト)の象徴として、トランプ陣営は演説場所に選んだのである。
▼米英による保護主義の転向は、グローバル化の行き詰まりを突き付けた。グローバリズムは金融エリートを生み出し、その政治献金が世を動かす。そうした現状への反乱が起こったわけだ。トランプ氏の新しさは、選挙を自己資金で戦い、途中から献金を受けた相手も中小企業や事業オーナーに限った点にある。はたしてスクラップ業者のような地方の零細企業が活力を取り戻すのか、目を凝らしたい。
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2018年06月04日【古紙・廃プラ 輸出動向】
東南アジアの港湾混雑が深刻化
ベトナム南部の港で6月から荷受停止へ
2011年02月21日【中国の古紙輸入量】製紙産業の成長以降、初めてのマイナス
欧州勢が軒並み減少、今年は増加の予測
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]