
▼二面以降に掲載の王子エコマテリアルの田口社長のインタビューで、古紙の実勢価格についてあれこれ聞いた。ここ数年、建値は横ばいで、プレミアム(上乗せ)価格を上下させる購入方式が定着。だが実勢価格は不透明で、どのような指標をもって価格を決めているのか疑問だったからだ。「建値を動かすことはリスクが大きすぎる」というのが返ってきた見解だ。
▼その時々の情勢に応じて、実勢価格は変動するわけだが、購入価格の決め手となるのは、「王子に対する貢献度」ともいう。深淵な言い回しだが、具体的には「数量面、単価面、困ったとき、会社の体制、質、経営者の姿勢、品質」などを加味するという。現行の古紙価格を左右するのは、製品市況との兼ね合いがもっとも強いようだが、興味深いのは、「会社の体制、質や経営者の姿勢」のような客観視しづらい点も挙げていることだ。
▼確かに古紙の商売は理屈や合理性だけで割り切れないファジー(あいまい)なところがある。田口氏の話は、サラリーマン人生に付きものの辞令の嵐に直面してきた経歴が印象に残る。貢献度の重さというものを痛感しつつ、問屋との胸突き八丁の交渉から、人間くさい商売を体得してきた自負があるのではないか。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2013年08月05日【丸総商店】古紙をメインに様々な品を扱う全営業所に大型ギロチンを設置
2011年06月20日【2010年の中国製紙業】古紙・パルプの国内回収と生産が大幅にアップ
2015年問題(国内回収が増え輸入が後退)が前倒しで現実に
2008年06月30日【新聞古紙】
今年の消費は30万トン増の523万トンか
米国・英国・日本で需給ひっ迫、ドル価高騰
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2006年05月29日【東海パルプ】
今春、2基目のバイオマスボイラーが稼動
年間で木屑7.8万トン、RPF2.4万トンを使用
RPFは子会社レックスが全量を供給
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]