
▼海外に出向くと各国の古紙の実態が分かる。欧米やオーストラリアではシングルストリーム(混載収集)が一般的であり、日本の混ざり物がない家庭系古紙とは比べ物にならない。一昔前は「環境はドイツに学べ」と言われたが、近年のドイツのDSD(デュアルシステム)は停滞感が強くなっている。また、古紙回収率で世界一を誇る韓国だが、古紙ヤードでベール品を見る限り、品質はそれほど高くない。
▼日本の古紙は排出者のモラルが高い上に選別が徹底されており、他に追随を許さない。寧波中華紙業ではMIXのほとんどを日本品で賄っており、欧米のMIXは使い勝手が悪いという。リー&マンは欧米のMIXを多用しているが、結局選別の時間と手間がかかっている。ナインドラゴンは白板マシンが次々と稼動し、J-MIXの購入量を増やしている。来年以降も各社の新設が目白押しで、J-MIXのオファーが増えることは間違いない。
▼その一方、山東山鷹紙業ではJ-MIXの返品の山が置かれていた。金銀紙、耐水紙、感熱紙、昇華転写紙、不織布のようなものまで約100ベールが山積みになっていた。夏場は下落相場が続いていたが、そういう時にこそ問屋の質とモラルが問われる。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年06月08日【4月の古紙輸出】
全品種で記録更新し、過去最高の56万トン
累計でも前年比5割増の180万トンに達する
5月は余剰玉の減少から40~45万トンか
2006年10月16日【今年の新設ヤード】
関東が最多の7ヵ所(うち横浜が2ヵ所)
中部、近畿、九州で各4ヵ所
7年連続のヤード開設ラッシュ
2016年06月27日【スウェーデン ごみ事情】
廃棄物発生量はEUで八位、家庭系は十二位
生ごみリサイクルが進むが古紙回収は進まず
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]