
▼12月の輸出価格は中部商組、関東商組ともに、問屋手取りベースで、段ボールと雑誌価格に逆転現象が起きた。つまり雑誌の輸出価格が段ボールを上回ったわけだ。①ドルベースの成約価格で段ボールの下落幅が大きかったのに対し、雑誌が底堅かった②ドルベースで同じ場合でも、段ボールより雑誌の方がコンテナへの積載効率がいいので、手取りが良くなるーなどの要因が挙げられる。
▼問題はこの逆転現象を一過性とみるか、それとも持続するとみるかだ。中国では雑誌の発生・回収が極めて少ない。浙江省富陽市の古紙の朝市でも雑誌がほとんど見あたらなかったことはすでに報じた。つまり中国では雑誌(輸出品目ではミックスになる)を輸入に全面的に依存せざるをえない。日本では雑誌は洋紙が新聞代替、段原紙が段ボール代替で使用している。代替原料なので日本では逆転現象は考えられない。
▼中国の場合、国内で発生しないだけに新しい価格体系が生まれる可能性がある。90年代の後半、日本の雑誌は集めても売れず、鉄スクラップを後追いするように逆有償価格に転落。集団回収や分別収集のステーションに雑誌だけ放置される現象もみられた。今振り返ると、この当時が消費面でも価格面でも陰の極だった。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2016年02月15日【古布】
昨年の輸出が過去最多の二十六万㌧
マレーシア牽引、輸出価格は弱含み
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年07月02日【中国による古紙輸入規制の半年を振り返る】
輸入規制の強化から半年、米国品が狙い撃ち
大手に輸入ライセンス集中も再生パルプに照準
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]