
▼12月の輸出価格は中部商組、関東商組ともに、問屋手取りベースで、段ボールと雑誌価格に逆転現象が起きた。つまり雑誌の輸出価格が段ボールを上回ったわけだ。①ドルベースの成約価格で段ボールの下落幅が大きかったのに対し、雑誌が底堅かった②ドルベースで同じ場合でも、段ボールより雑誌の方がコンテナへの積載効率がいいので、手取りが良くなるーなどの要因が挙げられる。
▼問題はこの逆転現象を一過性とみるか、それとも持続するとみるかだ。中国では雑誌の発生・回収が極めて少ない。浙江省富陽市の古紙の朝市でも雑誌がほとんど見あたらなかったことはすでに報じた。つまり中国では雑誌(輸出品目ではミックスになる)を輸入に全面的に依存せざるをえない。日本では雑誌は洋紙が新聞代替、段原紙が段ボール代替で使用している。代替原料なので日本では逆転現象は考えられない。
▼中国の場合、国内で発生しないだけに新しい価格体系が生まれる可能性がある。90年代の後半、日本の雑誌は集めても売れず、鉄スクラップを後追いするように逆有償価格に転落。集団回収や分別収集のステーションに雑誌だけ放置される現象もみられた。今振り返ると、この当時が消費面でも価格面でも陰の極だった。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2013年08月05日【丸総商店】古紙をメインに様々な品を扱う全営業所に大型ギロチンを設置
2011年06月20日【2010年の中国製紙業】古紙・パルプの国内回収と生産が大幅にアップ
2015年問題(国内回収が増え輸入が後退)が前倒しで現実に
2008年06月30日【新聞古紙】
今年の消費は30万トン増の523万トンか
米国・英国・日本で需給ひっ迫、ドル価高騰
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2006年05月29日【東海パルプ】
今春、2基目のバイオマスボイラーが稼動
年間で木屑7.8万トン、RPF2.4万トンを使用
RPFは子会社レックスが全量を供給
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]