
▼東京都23区で古紙の分別収集が始まったのが00年。その後、中国向け輸出市場が拡大し、集めた古紙が売り先に困り、都内のヤードに溢れるという経験をせずに今日にいたっている。最近よく聞かれるのは「この状況がいつまで続くのか」。前号で中国の昨年の紙・板紙の生産量が5,600万トンになったことを報道したが、4年連続の二桁成長で、低迷する米国や日本を尻目に中国の1人勝ちに様相になっている。
▼昨年の中国の原料消費データはまだ手元にないが、04年の古紙消費量は2,881万トン。うち国内1,651万トン、輸入1,230万トンだった。05年の輸入は1,700万トンだったので、国内は2,000万トン前後だろう。中国だけで3,700万トンもの古紙を使用したことになる。
▼中国の紙・板紙生産に消費する古紙原料の割合がおよそ6割。将来、8,000万トンの紙・板紙生産をするには、5,000万トン以上の古紙が必要になろう。昨年の消費量からみて最低1,300万トン増だ。国内と輸入で700万トンづつ増えることで可能になる。日米の生産が好調で中国に古紙が回らないと成長にブレーキがかかるだろうが、日米の古紙の需給ギャップは拡大する一方。中国の成長に懸念があるとすれば公害問題か。
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年11月05日【中国向けの輸出価格】
未曽有の超高値圏へ突入
ライセンス切替時が節目か
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2018年06月04日【古紙・廃プラ 輸出動向】
東南アジアの港湾混雑が深刻化
ベトナム南部の港で6月から荷受停止へ
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]