
▼古紙の主要三品である段ボール、新聞、雑誌の建値修正が出揃い、三品とも問屋店頭渡しで二桁価格に回復した。関東地区を例にとると、一桁価格の期間がもっとも長かったのは雑誌で実に14年と8ヵ月。段ボールは8年4ヵ月、新聞は01年2月~02年11月までのわずか1年と9ヵ月にすぎない。もっとも新聞は98年から99年にかけても1年半ほど一桁価格に転落。この期間を合計しても3年半ほどであり、雑誌、段ボールに比べると一桁転落の期間は短い。
▼一桁価格の期間が短い品種ほど商品価値と復元力があったとの見方ができるが、それにしても実に長いトンネルだった。1990年代、国際相場(輸出相場)が乱高下しても、国内価格はピクリとも動かなかった。当時の古紙は輸出が少なく、輸入が多い、輸入の時代だったからであろう。2000年代に入り、中国市場の急成長とともに輸出が急速に増え、昨年は回収量の17%が輸出された。
▼連動とまでいかないが、輸出価格が国内価格を突き動かす時代になったわけだ。ただ皮肉なことに国内価格の値上げが出揃った時点で、輸出価格が急落してきた。このため一気に内外格差が縮まってきたわけだが、これまで経緯から縮まっても逆転することはないだろう。
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2018年06月04日【古紙・廃プラ 輸出動向】
東南アジアの港湾混雑が深刻化
ベトナム南部の港で6月から荷受停止へ
2011年02月21日【中国の古紙輸入量】製紙産業の成長以降、初めてのマイナス
欧州勢が軒並み減少、今年は増加の予測
2008年08月25日【石川県の古紙回収】
回収量低く、ごみ有料化で掘り起こし期待
【富山県の古紙回収】
集団回収が76%、分別収集は随契が主流
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]