
▼1990年代までの中国の製紙産業は、年産100万トンメーカーは1社もなく欧米や日本に比べて生産性では大きく後れを取っていた。ところが前号に報道したように、ナインドラゴン(玖龍紙業)は本社・東莞工場に11台、太倉工場に4台、合計15台のマシンを保有し、年産能力は板紙だけで500万トンを超えた。白板紙が2台、段ボール原紙が13台である。これらのマシンのスピードは毎分1,000メートルを超えるものが多い。
▼一方、国内を振り返ると板紙マシンで1,000メートルを超えるのは王子板紙・釧路工場とレンゴー・八潮工場にそれぞれ1台あるものの合計2台だけ。最新鋭マシンといえば王子製紙・富士工場に2001年に完成した白板紙マシンがある。日産650トン(年産23万トン)でマシンスピードは800メートル。王子にとって28年ぶりの新増設で、当時としては世界最速のマシンといわれた。ところがその後、寧波中華紙業が1,000メートルを超える新マシンを導入、この記録も中国に破られてしまった。
▼日本の板紙業界は再編統合で集約化されたが、マシンの規模や生産性では中国に比べると劣ることになった。中国の驚異的な設備増強をみていると、日中のこの差はますます拡大しそうで、縮まらないだろう。
2008年12月01日【紙・板紙 日本の生産】
紙の10月生産(91.7%)、単月で最大の落ち込み
過去18年間、紙の生産増が全体をけん引
2026年10月12日【中国・古紙パルプ】
26年10月から輸入規定を改定
厳格化で輸入量は急減するか
2007年02月26日【東日本の主要都市(県庁所在地)の古紙回収量】
関東、中部の両地区が100キロ(1世帯当たり)上回る
前回調査に続きトップは長野市の172キロ
分別収集、未実施は6市(千葉市も実施)
集団回収量、前回より11万トン増
2017年09月25日【三洋商事】
全国7工場で通信機器のリサイクルを行う
一昨年前にリサイクルエイド(無人回収所)を開設
2026年10月12日【段原紙需給】
輸出は11.7%増
国内出荷は0.8%増
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]