
▼中国で日本の古紙問屋や商社が古紙ヤードを開設する事例が増えているが、メリットはなんといっても初期投資が安いことだろう。日本だと2,000坪の大型ヤードを土地から購入して建設するとなると、10億円程度の資金が必要になる。中国では10億円もあれば10ヵ所のヤード(2,000坪程度)建設が可能だ。土地は定期借地権だし、工事費、設備費、人件費、運転資金を含めて1ヤードの開設に1億円もあれば十分というわけだ。
▼しかしデメリットも多い。まず①粗利が薄い②コレクター(回収人)やタテバとの仕入れ競争が激しい③税金などの諸費用が高いーことであろう。とくに①の粗利はびっくりするくらい薄い。元で平均トン10元から20元という。日本円にするとキロ14銭から28銭だ。どうして回収業が儲けているのか不思議に思うくらいくらい。
▼2001年にSPP(上海で新聞用紙を生産)にでかけたことがある。そこの担当者は古紙ヤードを開設するために市場調査をしたが諦めたという。理由ははっきり語らなかったが、回収業の粗利の実態をみて、外資ではムリと悟ったのでないか。そうした状況は現在も続いているわけだ。そこで家庭系でなく事業系や産業系古紙で経営を軌道に乗せる試みが行われている。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2012年04月02日【米国の古紙】
昨年2,100万トンを輸出し、最多記録を更新
中国向けは68%、日本品との価格差拡がる
2009年10月05日【フジゲン】本格的な蛍光管リサイクル専用工場をオープン
ガラスtoガラス(パナソニック)でマテリアルリサイクル
2007年05月07日【ヤード業者】
企業数(大半は古紙専業者)は全国で1,100社足らず
ヤード数は1,600ヵ所を超える(関東地区に三割が集中)
今年もすでに9ヵ所で新ヤードが開設
2005年10月31日【北海紙管】
逝江省平湖市の紙管工場(05年3月営業運転)で開所式
工場敷地内に古紙・廃プラのヤードを建設
平湖市の営業許可を取得、12月にもオープン
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]