
▼別項のように今年の古紙回収量は1993年以来、15年ぶりにマイナス成長に転落するかもしれない。ただ昨年も後半に回収量が増え年間では前年より50万トン増だった。回収量が減っている要因を3つほど挙げたが、逆に増える要因にも目を向けてみたい。
▼まずひとつが国内外の古紙価格が高値で推移しており、集めたものは売れる状況が続いていることだ。このため、回収業に従事する民間業者が増えているし、問屋もこれまでに報道してきたように、回収の掘り起こしにいろんな工夫を重ねている。2つ目に問屋が新規に開設するヤードが今年、最多の04年に迫る勢いにあることだ。新ヤードの開設は競争を激化させるが回収増には寄与する。
▼3つ目に自治体の雑がみ回収や、機密文書を含めたオフィス古紙の民間回収が着実に増えていることだ。機密書類を扱うクローズ型の工場を併設した新ヤードが増えたことでも明らか。ところで00年から07年の8年間に年平均62万トンも回収が増えた。紙ごみの減量化に自治体や事業所が積極的に取り組んだ成果でもあろう。この流れがストップするとすれば古紙が集めても売れなくなった時だ。まだスムーズに流れているだけに今年の回収減を予想しにくいけれど。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年06月08日【4月の古紙輸出】
全品種で記録更新し、過去最高の56万トン
累計でも前年比5割増の180万トンに達する
5月は余剰玉の減少から40~45万トンか
2006年10月16日【今年の新設ヤード】
関東が最多の7ヵ所(うち横浜が2ヵ所)
中部、近畿、九州で各4ヵ所
7年連続のヤード開設ラッシュ
2016年06月27日【スウェーデン ごみ事情】
廃棄物発生量はEUで八位、家庭系は十二位
生ごみリサイクルが進むが古紙回収は進まず
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]