
▼10月の古紙輸出価格の暴落は、古紙もの家庭紙や中小板紙メーカーにとって神風になった。それまで古紙の需給が逼迫し、古紙不足と高騰に苦しんでいたからである。ところが輸出がストップしたことから輸出玉が還流し、手当が容易になった。洋紙や板紙の大手は、輸出価格の高騰に危機感を持ち、早くから在庫補充していたため、すでに在庫が満杯。還流した輸出玉はもっぱら中小に還流した。
▼また洋紙や板紙市況を維持するため、大手は建値を崩すわけにはいかず、プレミアムは外したものの当面建値購入の姿勢を堅持するだろう。こうした大手の姿勢も中小にとって買いやすい環境を作った。問屋側も手取りが一桁価格に転落した輸出に回すより、建値よりは安いが輸出よりも高い中小に出す方が有利。お互いの利害が一致したわけだ。
▼こうした中小の年間消費量(昨年実績)は510万トン強、月にして43万トンである。一方、日本の古紙の需給ギャップは月平均33万トン。これが輸出に回っていたが、輸出がストップした10月はかなりの数量が中小に還流したとみられている。一方、大手は在庫が満杯で逆に数量カットや荷止めしたりする工場が多かった。中小の積極購入は問屋側にも有り難かったことになる。
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2016年02月01日【アプライズ】龍福社と業務提携、日本から買付強化
PET原料で高付加価値の製品を生産【龍福社】
2018年11月05日【中国向けの輸出価格】
未曽有の超高値圏へ突入
ライセンス切替時が節目か
2011年02月21日【中国の古紙輸入量】製紙産業の成長以降、初めてのマイナス
欧州勢が軒並み減少、今年は増加の予測
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]