
▼関係筋から聞かれたので、日中の段原紙メーカーのコストを比較してみた。中国メーカーは原料である古紙価格が高く、製品売価に占める古紙価格のコスト比率は40~50%を占めている。外装ライナーが40%、中芯原紙が50%前後であろう。一方、日本の場合は、ライナーが20~30%、中芯が30~40%。
▼おおむね原料コストが3割前後にとどまっている日本に対し、中国は4割を超えている。重油や電力などの燃料コストや人件費は中国が日本に比べると安いけれど、これも年々上昇してきているのが実情だろう。日本は原燃料コストを低減するために、①省エネを推進したり②ボイラー燃料を重油などからバイオマスや廃棄物に転換したり③原料については段ボールより安価な雑誌や機密書類などの使用(代替原料として)を増やしてきた。
▼ところで年産30万トン級のマシンは日本ではわずか2台(レンゴー・八潮工場と王子板紙・釧路工場)しか稼働していない。同規模の新設マシンの稼働もこの20年間、皆無。中国では30~40万トン規模のマシンが毎年、続々と稼働している。驚異的な需要増と高稼働率は大きな魅力。この彼我の差が大きいので、表面のコストだけで日中を比較すると誤るのでないか。
2016年01月18日【PETボトルリサイクル】
回収量・回収率ともに依然増加傾向が続く
落札単価は二五円(上期)から三八円(下期)に上昇
2016年02月01日【アプライズ】龍福社と業務提携、日本から買付強化
PET原料で高付加価値の製品を生産【龍福社】
2018年11月05日【中国向けの輸出価格】
未曽有の超高値圏へ突入
ライセンス切替時が節目か
2011年02月21日【中国の古紙輸入量】製紙産業の成長以降、初めてのマイナス
欧州勢が軒並み減少、今年は増加の予測
2008年07月28日【東日本の古紙回収】
全国の回収量のほぼ半分を占める
北海道、圧倒的に集団回収に依存
新聞のネットの回収率は84%(本紙推定)
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]