
▼古紙再生促進センターの統計分類によると、古紙には大別して9種類あり、製紙会社から報告されたこの9種類の消費統計を同センターは毎月、集計している。このうち段ボール、新聞、雑誌が主要3品目、「模造・色上」を加えると主要4品目といえよう。残る5品目をその他古紙と見なす場合が多いが、その他古紙の古紙全体に占めるシェアが年々、低下してきた。
▼20年前の1990年、その他5品目の消費に占めるシェアは11.2%あったが、昨年はわずか4.2%。実に七ポイントも低下してしまった。さらに5品目を個別にみると、ピーク時に比べて消費が半減した品種が多いが、なかでも減少幅が突出しているのが茶模造紙。茶模造紙とは製袋工場から発生する裁落などの古紙を指す。当時に比べてこれがなんと7分の1にまで後退してしまった。
▼ところがこの数字にはからくりがある。国内板紙が茶模造紙として消費を報告してきた古紙の8割以上は実は輸入古紙(DLK、OCCと呼ばれた段ボール古紙)だった。現在、7分の1に激減したのはこうした古紙の輸入量がそれだけ減ったため。国内で実際に発生し、消費された茶模造紙は、当時で月8,000トン、最近で4,000トンとのこと。実態は半減である。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年06月08日【4月の古紙輸出】
全品種で記録更新し、過去最高の56万トン
累計でも前年比5割増の180万トンに達する
5月は余剰玉の減少から40~45万トンか
2006年10月16日【今年の新設ヤード】
関東が最多の7ヵ所(うち横浜が2ヵ所)
中部、近畿、九州で各4ヵ所
7年連続のヤード開設ラッシュ
2016年06月27日【スウェーデン ごみ事情】
廃棄物発生量はEUで八位、家庭系は十二位
生ごみリサイクルが進むが古紙回収は進まず
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]