
▼昨年は国慶節後に古紙の輸出価格が大暴落した。リーマンショックによる世界同時不況が古紙を含めた再生資源物全般の国際市況にも波及し、大幅な値引き要求やキャンセルの嵐が吹き荒れた。あれから1年。その後遺症も癒えつつあるが、日本の古紙の輸出市況の戻りは米国に比べて遅い。
▼この理由としていくつか挙げられよう。ひとつが1ドル90円前後まで上昇した為替の円高による手取り減。昨秋は105円前後だった。ふたつ目が国内製紙の大幅な消費減による需給ギャップの拡大。この結果、輸出数量は過去最高の年間500万トンに迫る勢いだが、これが価格と連動しない。米国は輸出が伸びるのは市況が強い時。価格次第で輸出が増える米国に対し、需給次第で輸出が増えるのが日本というわけだ。
▼今年の国慶節明けの市況はいたって安定している。今年は建国60周年に当たり、盛大な式典なども開催され、中国にとって世界に経済の回復状況をPRする絶好の機会でもあった。ただ金融機関の休業でLCが一時開けないというような一幕もあったけれど。ともあれ日本の古紙の輸出市況は米国次第。国慶節後の西海岸は強くなってきているので、関東商組の11月積み輸出商談(問屋手取り)はおそらく反発するだろう。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2013年08月31日【大阪市】初の全域入札を実施、平均単価13円モデル収集は予定量の4分の1と低調
2010年03月01日【19大都市の古紙回収】集団回収が73%を占め、分別収集はわずか27%
堺市が最も多く、集団回収だけで67キロ(1人あたり年間回収量)
2008年03月24日【サイダーン】
機密書類の出張細断車をKYB(油圧機器メーカー)が開発
内蔵ドラムと開閉式テールゲートで自働排出
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]