
▼2月は年間を通じて一番の非発生期。例年以上の発生減で仕事がなくなり、戸惑う問屋の声も聞こえる。ちょうど昨年の今頃は急増した在庫の振り向けに忙しかった。昨年の回収量は2,166万トン。対前年比では4.8%減で、回収率も80%近い高水準となった。紙・板紙の大幅な減産にも関わらず、さほど回収量が落ち込んでいないのは、①輸出暴落後、行き場を失った流通在庫が翌年に持ち越した、②製品在庫の払い出し分が古紙となって発生した、③デフレ下、アジア諸国から製品梱包材として流入する段ボールなどが増えた―ことに拠る。
▼今年も紙・板紙需要は低調で、製紙連合会による内需予測は2,760万トン。回収率が昨年はやや変則的だったとして一昨年前の水準に戻るとしても、古紙の発生は2,760万×75%=2,070万トン。さらに100万トンほど減らすことになる。流通在庫の圧縮で2,000万トンを割り込むのでは、との見方すらある。
▼毎年増え続けた古紙ヤードは1,800カ所近くを数える。右肩上がりで伸びてきた回収量が頭打ちとなり、ヤードを出せば集まるという環境ではなくなった。既存ヤードでも扱い量が年々減り始めている。古紙問屋も生き残りをかけて量を確保する時代に入った。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年06月08日【4月の古紙輸出】
全品種で記録更新し、過去最高の56万トン
累計でも前年比5割増の180万トンに達する
5月は余剰玉の減少から40~45万トンか
2006年10月16日【今年の新設ヤード】
関東が最多の7ヵ所(うち横浜が2ヵ所)
中部、近畿、九州で各4ヵ所
7年連続のヤード開設ラッシュ
2016年06月27日【スウェーデン ごみ事情】
廃棄物発生量はEUで八位、家庭系は十二位
生ごみリサイクルが進むが古紙回収は進まず
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]