
堤未果著『日本が売られる』で、日本が大切にしてきた資産ー土、水、森、果ては労働や教育、介護までーが外資に売られる実態があばかれる。効率性や経済合理性を追求するあまり、公共性の高い資産まで政府がわざわざ規制を緩め、国境を超えた取引きに供される。その結果、安全な日常生活や食や教育などの選択肢が脅かされているのだ。
▼市民の手によって丁寧に分別され、自治体が収集に関与しているという意味では、古紙も公共財の一つであろう。自由競争とはいえ、中国メーカーによる異常な高値買いは、もはや理解の域を超えている。需給のバランスだけではなく、中国政府のライセンスや製紙メーカーの思惑によって、市況が大きく揺れ動く。この一年、日本の関係者は中国に翻弄されて続けてきた。
▼レンゴーの長谷川一郎副社長は憤りを隠さない。「古紙再生促進センターは1974年に設立して今年で44年目。その間、数110億円費やして製紙と原料業界が取り組んできた(中略)それにタダ乗りをして、必要な時だけ価格をだけどんどん吊り上げて、余剰になれば知らぬ存ぜぬ」(9/17付け、板紙・段ボール新聞)。高い回収率と高品質の古紙がいかに保たれてきたのか、原点を忘れてはならない。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年04月20日古紙問屋大手3社(大本紙料、宮崎、北海紙管)が業務提携を結ぶ
狙いは経営基盤の強化ときめ細かいサービス
回収エリアは北海道から九州まで網羅
2006年09月18日【SCAパッケージング】
外装ライナーの坪量(1㎡当たりの重量)は105~180グラム
日本に比べて欧州での薄物化、急速に普及へ
2016年09月05日【月別の需給ギャップ】
回収は四月、消費は十月がピーク
需給が緩む上半期は輸出量が増加
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]