
▼2000年代から続いたヤードラッシュが息切れしてきた。毎年20~30カ所近いペースで各地に新ヤードが出来てきたが、この2年は10カ所を切った。全国で総ヤード数は1,800カ所を数え、飽和感は強い。新規にヤード展開するよりも、業者間の提携やヤードの運営主体の交代が新たなトレンドとなりそうだ。
▼ある問屋の話では、関東圏で新規顧客を獲得するため、企業に引取り営業をかけたところ、何十件も立て続けに断られたという。面談すらままならず、けんもほろろ。成約に至るには程遠い状況だったという。さらに扱い量を伸ばしたくとも、どの企業も回収する業者が既に決まっている。流通ルートがほぼ固まり、既存のヤードですら、数量増は容易でないようだ。
▼発生元の企業も、高値の提示だけでは首を振らなくなった。安定取引はもちろんのこと、業者との地域的つながりや社会的貢献度が重視されつつある。問屋には知恵の絞りどころで、即効性はないものの、ソフト面での仕掛けが後々効いてくる。例えば、サイコ―(仙台)による新卒採用、北海紙管(札幌)のスポーツごみ拾いイベント、出前講座を行う明和製紙原料(岡山)など独自の取組みも多い。これが問屋の個性にも重なっている。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2015年09月21日【新ヤード】
全国で十社十ヤードが判明、昨年より半減
発生減と設備過剰の環境下、新設意欲薄く
2017年10月16日【中国 古紙輸入】
8月輸入量は前年比1割増
契約残や駆け込み需要か?!
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]