
▼7月に入って輸出円価(問屋手取り)が上昇し19円が出てきたとしよう。6月末の成約に比べると1円以上高い。そこで問屋は追加輸出したいと考える。仮に月1万トンを回収している問屋が普段は3,000トンを輸出に、国内製紙に7,000トンを振り向けていたとしよう。国内を減らして輸出を増やすという行為が自由にできれば、問屋にとってこれほどのビッグチャンスはない。ところがこういう時ほど国内製紙も在庫が少ない。完納するよう矢の催促。輸出余剰玉を持たない問屋はジレンマに陥る。
▼今春、輸出価格が下落した。様子をみるため、ある問屋がしばらく輸出を減らし在庫を積みましたとしよう。このような対応ができるなら上がった時に輸出を増やせる。ところが古紙輸出が本格化してからというもの、日本の問屋はランニングストック程度しか在庫を持たなくなった。その方が在庫の回転が速いし、輸出は国内販売より資金が寝ないので資金回転率も速くなった。だから少々安くても輸出してしまうというのが問屋の経営スタイルとして定着した。価格が上がるまで在庫を持つというのは思惑が外れたらリスクも大きい。この結果、輸出価格が上昇する時ほど、国内に余剰玉がなくなり、輸出が減るという現象が起こる。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2013年08月31日【大阪市】初の全域入札を実施、平均単価13円モデル収集は予定量の4分の1と低調
2010年03月01日【19大都市の古紙回収】集団回収が73%を占め、分別収集はわずか27%
堺市が最も多く、集団回収だけで67キロ(1人あたり年間回収量)
2008年03月24日【サイダーン】
機密書類の出張細断車をKYB(油圧機器メーカー)が開発
内蔵ドラムと開閉式テールゲートで自働排出
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]