
▼海外の関係者から日本の国内価格の実態についてよく訊かれる。古紙再生促進センターの公表価格をみて、あまりにも変化が乏しいからだ。建値と実勢価格の二重価格があると説明しても、解せない顔だ。あくまで最低価格を示したもので、輸出価格並みもあると言えば、それなりに伝わる。
▼同センターが発行する「古紙ガイドブック」によると、一九七〇年から関東地区の主要古紙価格を調査し、掲載している。ただ公益財団法人となった今、実態とかけ離れた水準の公表には疑問も残る。直近の自治体の入札単価をみても、はるかに上回る価格が頻発しているからだ。国内メーカーの中には、「建値制度も時代に即した在り方を考えるべき」との声がある。
▼なぜ建値がここまで硬直してしまったのか。各社が足並みを揃えて購入する価格と定義すれば、二〇一二年のカルテル疑惑以降、相通じる市況感の形成が難しくなったからではないか。逆に水面下で動くようになって各社の購入姿勢の違いも際立つようになった。裾物三品とも二十円前後との認識のA社、一部は建値購入も残るというB社、不足時に商社経由で高値買いするC社という風に。どのメーカーと付き合うか、古紙問屋の命運も握っている。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2010年03月15日【2015年中国予測】生産量は1億4,000万トン、古紙消費量は1億トン
国内回収が7割に増加、輸入は頭打ち傾向
2016年08月29日【王子エコマテリアル㈱ 田口満社長インタビュー】
問屋など約400社から古紙調達
米国や大阪等に駐在し、現場主義培う
2018年05月14日【永野商店】
今年3月に北部工業団地事業所を開設
非鉄事業を開始、総合リサイクル企業へ
2009年11月16日【はまだ】阪南リサイクルセンター(尾崎製紙の構内)がオープンへ
機密書類をローコスト回収、パルパーで溶解
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]