
▼中国政府による景気浮揚策が、古紙市場には裏目に出ている。当局が金融引き締めを狙って、LC(信用状)発行を厳格化。中小のメーカーの資金繰りが悪化し、古紙の必要量を確保できない状況が続いている。また輸出テコ入れを狙った元の切り下げは、先月だけで四%超の元安に達した。実質的に輸入品がコスト増となるため、中国の古紙バイヤーは不利になり、供給国は中国向けを敬遠しかねない。政府の意向による国営の二大船会社であるCOSCOと中海コンテナの合併も、フレート価格にどう影響するか注視が必要だ。
▼一方、米国では今年二月まで続いた西海岸の労使紛争による混乱が尾を引く。中国は米国からの供給を他国に振替え、これが正常化していないもよう。上期の中国の古紙輸入量をみても、前年比ほぼ横ばいだが、最大の供給先である米国からは五・二%減った。とはいえ、今回の反発が米国品から起きたように、米国が古紙価格を先導する流れは変わらない。中国のバイヤーにとってみれば、需要低迷や過剰設備で古紙の購入価格を抑えたいが、こうした供給側のタイト感が、今回の比較的早い価格回復を促したようだ。インフラ建設に使う鉄鋼などと異なり、生活必要品である紙は、需要も底堅いとみられる。
2011年06月27日【安田金属】広島市廿日市市の工業団地に8施設を展開
鉄スクラップから総合リサイクル業に発展
2008年02月11日【千葉県の古紙回収】
25万7千トンを回収、集団回収と分別収集で折半
首都圏では最も家庭ごみ有料化進み、半数の市で実施へ
2016年02月15日【古布】
昨年の輸出が過去最多の二十六万㌧
マレーシア牽引、輸出価格は弱含み
2006年05月08日【容器包装リサイクル】
今年度のPETボトルの落札価格、遂に有償に
平成12年のスタート時に比べて、紙とPETは暴落
高止まりのプラスチック、競争原理働かず
2018年07月02日【中国による古紙輸入規制の半年を振り返る】
輸入規制の強化から半年、米国品が狙い撃ち
大手に輸入ライセンス集中も再生パルプに照準
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]