
▼この号が発刊される頃、ロシアのウラジオストクに滞在している。三月に本紙でロシア・ウラジオストクの製紙・古紙事情について報道したところ、多くの反響をいただいた。東京協組の海外視察でウラジオストクに行かれた方からも電話があった。やはりこれから伸びるであろう未知の市場として、興味を持っている方が多い。
▼今回は市場調査という名目で、ロシア極東地域の段ボール原紙の生産工場と製函工場、古紙問屋を二ヶ所、ウラジオストク周辺のごみや廃棄物回収現場などを見学する予定。今回は新潟のロシア専門商社アルゴナフトとともに、国際紙パルプ商事も同行する。実際に極東地域から中国や日本へ古紙を輸出できる環境にあるか、フレートやドレージがいくらくらいか、古紙の品質はどの程度か、ボリュームはどれくらいか等、様々な調査を行う予定である。
▼しかしタイムリーというか間が悪いというか、RISIの報道によると、ロシアから古紙の輸出を今後禁止するという発表があった。時期や期間はいまのところはっきりしない。原因はロシアの製紙メーカーが古紙不足で、古紙の輸出禁止を訴えたところ、認められたという。今回の現地調査が実際に輸出事業に発展するのか、全くの未知数である。
まだデータがありません。
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]