
▼中国の3月の古紙輸入通関実績によると、単月としては過去最高の158万トンとなった。前月が99万トンだったので、実に59万トンもの増加である。中国の場合、月ごとの輸入数量が大きくぶれるため、一喜一憂しない方が賢明かもしれない。もっとも1ー3月累計でみると前年同期比25%増と昨年に続き驚異的な輸入増である。
▼数量にして76万トンの増加だが、仮に四半期ごとに76万トン増えれば年間では304万トン増。昨年の輸入量が1,229万トンだったので、これに304万トンを加算すると1,500万トンに達する。これだけ中国の古紙輸入が増えているのに、輸出価格がなぜ急騰しないで落ち着いているのかと不思議に思う読者も少ないだろう。
▼76万トン増の中身をみると、日本が28万トン、欧州が40万トンの各増に対し、米国はわずか1万トン増でほぼ横ばい。中国は03年までは米国古紙に大きく依存していたが、昨年から米国のシェアが後退し、代わって欧州、日本が伸びている。米国は2000年代に入り回収が伸び悩んでおり、米国依存が続いていたら輸出価格が急騰していただろう。日本と欧州に供給余力があり、両地域からの輸入が増えたことで価格が抑えられたとみたい。
2016年10月31日【輸出価格】
米国OCCは二一二ドルまで上昇
日本品は三品とも二〇〇ドル台に
2011年12月05日【紙向け古紙消費】
消費を牽引した紙向け、4年連続でマイナスへ
過去3年で100万トン減、今年も60万トン減か
今後は板紙向けが古紙消費の牽引役になる
2009年04月20日古紙問屋大手3社(大本紙料、宮崎、北海紙管)が業務提携を結ぶ
狙いは経営基盤の強化ときめ細かいサービス
回収エリアは北海道から九州まで網羅
2006年09月18日【SCAパッケージング】
外装ライナーの坪量(1㎡当たりの重量)は105~180グラム
日本に比べて欧州での薄物化、急速に普及へ
2016年09月05日【月別の需給ギャップ】
回収は四月、消費は十月がピーク
需給が緩む上半期は輸出量が増加
2018年12月10日
コラム「虎視」
ここ数年、明らかに新規の古紙ヤードの開設が減少した。古紙価格が史上最高値を更新しているにも関わらずである。その[...]
2018年12月10日
書評
ニューヨーク在住のエコノミストで、ニューズウィーク等のライターを務めたマルク・レビンソンが2007年に出版した[...]
2018年12月03日
コラム「虎視」
去る11月20日、東京で日中古紙セミナーが催された。約80名の製紙・古紙関係者を招聘し、中国の最新動向に関する[...]
2018年11月26日
コラム「虎視」
11月上旬と中旬に2回、中国を訪問した。11月上旬は、浙江省の山鷹紙業・嘉興工場を訪問後、福建省の廈門で行われ[...]